【実は損してる!?】本当は怖いゾーン狙い!その狙い方、期待値はプラスですか?

ゾーン狙い計算方法

こんにちは!

天井・ゾーン狙い記事を担当しているもずく(@mozuku424)です。

最近、沖ドキDUOや、アラジンAクラシックなど、ゾーン狙いが出来る機種が増えてきたと思います。

ゾーン狙いとは、

「当たりやすくなっている箇所だけを繰り返し狙うことで期待値を積む」

という狙い方です。

6号機初期の高ベース機では、浅い当たりほど初当たりの獲得出玉を極端に冷遇する必要がありました。

ですが、規制緩和により低ベースとなったことで、極端な獲得出玉の冷遇の必要性がなくなったのです。

その結果、ゾーン狙いが有効な機種が増えてきた、というわけですね。

ですが、ゾーン狙いはとても難易度の高い狙い方です。

SNSなどを見る限り、ゾーン狙いの難易度に触れている方は少なく、あまり認知されていないのでは?という印象。

そこで、安易にゾーン狙いを行うことの危険性を知ってほしいと思い、今回のコラムのテーマとしました。

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目次

ゾーン狙いの計算

ゾーン狙いの危険性を説明する前に、モンキーターン4を例にして、狙い目の設定をしてみましょう。

本機は100Gが天井となる天国モードの移行率が25%。

この天国モードの後半のゾーン(50G~100G)を狙う際に、何Gから打てるか?を計算してみたいと思います。

まず、ゾーン狙いを繰り返すことによって、初当たり確率がどのくらいになれば時給2000円になるか算出します。

設定1の天井も含めた平均獲得枚数は450枚なので、天国の獲得枚数を少し少ない420枚と仮定。

消化に必要な時間は35分。

上記の条件で計算すると、初当たりを取るごとに期待値1200円を取れば時給2000円ラインとなります。(詳細な計算は割愛)

期待値1200円ということは、

「天国の獲得枚数より60枚少ない投資額で初当たりを取る」

ということなので、

天国獲得枚数420枚-期待値60枚=360枚

つまり、360枚の投資で1回当たりを取れるようにゾーン狙いをすれば時給2000円の狙い方になるのです。

360枚の投資をG数に変換すると、288G(40G×7.2k)。

初当たりを1/288で取れるようにゾーン狙いをすればいいわけですね。

ここまで出せば、ゾーン当選率から打ち出しG数を決めるだけ。

サイトセブンでは50-100Gの当選率が13.8%。

なので288G(360枚で回せるG数)×13.8%(ゾーン当選率)をすると…

39.7G。

つまり、

「ゾーン狙い1回につき39G回して終わる打ち出しG数ならば時給2000円ラインになる」

ということ。

天国の天井は100Gですから、

「天国ゾーン後半61G~前兆終了まで」

という狙い目になりました。

それでは皆さん、明日からモンキーターン4は61Gから狙いましょう!

とはならないんです。

この計算、とんでもない見落としをしているのです。

ゾーン狙いの落とし穴① ~計算ミス~

実は本機、天国ゾーンでの当たりが絶対100Gになるわけではないんです。

むしろ100Gで終わる前兆で当たることは少なく、90Gで前後で当たることが多いんですよね。

ということはですよ。

61Gで落ちているということは、その時点で前兆に突入していないので、90Gまでの当たりが期待出来なくなるんです。

つまり、61Gから打ち出した場合。

50-100Gまでの当選率は13.8%ではなく、もっと低い当選率となるわけです。

ではもし、ゾーン当選率が13.8%ではなく11%だとしたら、60Gから打った時の期待値はいくらになるのでしょう?

計算してみます。

ゾーン狙い1回につき40G回し、その当選率が11%なので、

40G/11%=363G

363G回すためには453枚(50枚×363G/40G)の投資が必要です。

天国獲得枚数420枚から投資額453枚を引いた数字が期待値になるので、

420枚-453枚=-33枚

なんと、ゾーン当選率がほんの少し落ちただけで期待値がマイナスになってしまいました。

もし、この計算ミスに気付かず打ち続けてしまえば、収支はがた落ち。

そして恐ろしいのが、結果が着いてこなくても、

「確率のブレの範疇だろう」

と思ってしまい、ずっとその期待値マイナスの立ち回りを続けてしまうということ。

これがゾーン狙いの難易度が高い理由の一つです。

ゾーン狙いの落とし穴② ~打ち出しG数の妥協~

ゾーン狙いの難易度が高い理由はもうひとつあります。

それは、

「狙い目には届いてないけどちょっとくらいいいか」

「前兆でちょっと引っ張られたけどまあいいか」

という甘えがかなり期待値に影響してしまうという点。

引き続きモンキーターン4を例としてみましょう。

(ゾーン当選率13.8%が正しい数値だったとして計算します。)

モンキーターン4がAT後50Gで落ちていました。

狙い目G数は60Gなので少し足りませんが、他に打つものもない。

ということで、妥協して打ってしまいました。

このゾーン狙いの期待値はいくらか計算します。

50Gから打ち出しの場合、ゾーン狙い1回あたりのG数は50G。

ゾーン当選率は13.8%なので、

50/13.8%=362.3

初当たり確率が1/362.3に落ちてしまいました。

投資額は

50×362.3/40=453枚

天国獲得枚数は420枚なので、

420枚-453枚=-33枚

期待値はマイナス。

なんとたった10G早かっただけでマイナスになってしまいました。

ちなみに55Gからの打ち出しだと期待値は0円。

たった数ゲームのミスが想像以上に期待値に影響する、これがゾーン狙いの難易度が高い理由の二つ目です。

まとめ

ゾーン狙いの落とし穴について二つ説明させて頂きました。

天井狙いと違い、一つのミスだけでも期待値が大幅に下がってしまうゾーン狙い。

もし計算ミスと打ち出しG数の甘えが重なったとすると…

考えたくもないですね。。。

ですが、ハイエナで勝つためにはゾーン狙いは必須スキル。

避けることはできません。

計算ミスだった場合のリスク管理として、計算上108%付近を狙っていくといいかなと思います。

諸刃の剣といっても過言ではないゾーン狙い。

故に、難易度が高い分ライバルは少ないです。

ちなみに僕は新台直後に美味しいゾーン狙いを見つけたとき、その機種のみを一日中打っていることも多々あります。

加えて、知識介入による期待値の上乗せポイントを見つければとてつもなく美味しい狙い方になることも。

勝っている人たちは必ずやっていますし、正しい考え方も知っています。

危険性を正しく理解し、1Gでも無駄に回さないことを意識すればさらに収支が上がることでしょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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このブログを書いている人「taiキング」
すろぱちくえすと 新ライター taiキングtaiキング パチプロ歴9年以上&ブロガー歴8年以上。臨機応変になんでもやるスタイルでライターとの兼業をしつつ、年間収支4oo万over達成。taiキングのプロフィールと参加経緯taiキング収支記事
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